麻酔について

麻酔について

おぎのクリニック京都駅前では、全身麻酔での日帰り手術に対応しています。全身麻酔を用いることで、手術中の痛みはもちろん、不安や恐怖感も感じることなく手術を受けることができます。

これにより患者様の精神的・身体的な負担を大幅に軽減し、特に長時間や複雑な手術においても安心して治療に臨んでいただけます。同時に医師はより集中して手術に臨むことができ、安全で精度の高い手術が可能となります。

経験豊富な麻酔科医による管理

当クリニックでは、長年の経験を持つ麻酔科医が常駐し、手術中の患者様の全身状態を綿密に管理しています。麻酔科医は手術室の設計段階から関わり、最適な機器や設備を導入しています。

緻密な麻酔量の調整

手術の進行に合わせて、麻酔科医が麻酔量を細かく調整します。長年の経験から、手術の各段階でどの程度の時間がかかるかを正確に予測し、それに基づいて麻酔量を調整します。これにより、手術終了後約1時間で患者様が立って歩けるまでに覚醒することが可能になります。

高性能な麻酔器と監視システム

当クリニックでは、日帰り全身麻酔に最適化された高性能な麻酔器を導入しています。心電図、血圧、心拍数、呼吸回数、体温、血液中の酸素濃度など、多くのパラメーターを常時モニタリングしています。これらの情報を総合的に判断し、患者様の安全を確保しています。

医師との緊密な連携

麻酔科医と手術を行う医師が緊密に連携することで、より安全で効果的な手術を実現しています。手術中、麻酔科医は患者様の全身状態を管理し、手術医が手術に集中できる環境を整えています。

遠方にお住まいの方にも対応

全身麻酔での日帰り手術後は、患者様の安全を確保するため、ご家族や付き添いの方によるお迎えが必要です。一人暮らしの方や、ご家族のお迎えが難しい場合には、連携病院（康生会武田病院）での一泊入院も可能です。遠方にお住まいの患者様にも全身麻酔での手術を受けていただける環境を整えています。

全身麻酔の流れ

全身麻酔の流れは、飛行機のフライトに例えることができます。

• まず「離陸」として、点滴から麻酔薬を投与し、患者様を眠らせます
• 次に「水平飛行」として、安定した状態で手術を行います
• 手術中は「乱気流」に備え、常に患者様の状態を監視します
• 手術終了が近づくと「着陸態勢」に入り、麻酔から覚醒するための調整を行います
• 最後に「着陸」として、呼吸管理のための管を抜き、患者様の意識が戻るのを確認します

このように、当クリニックでは患者様の安全と快適さを最優先に考えた全身麻酔管理を行っています。高い専門性と細やかな配慮により、日帰りでの全身麻酔手術を安全に実施しています。