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院長紹介
院長
荻野 枝里子(おぎの えりこ)
ご挨拶
初めまして。おぎのクリニック京都駅前の院長・荻野枝里子と申します。
当クリニックは専門性の高い鼻の内視鏡手術を日帰りで受けていただけるクリニックとして、2023年12月に開院いたしました。大学病院レベルの高度な治療を京都駅前という便利な立地で提供することで、皆様の治療へのアクセスを向上させたいと考えています。
私たちが大切にしているのは、患者様お一人おひとりに寄り添った「オーダーメイドの医療」です。鼻や副鼻腔の問題、そして嗅覚障害は、日常生活に大きな影響を与えます。しかし、その悩みは周囲から理解されにくいことも多いのが現状です。当クリニックでは患者様の症状はもちろん、生活背景やお仕事の状況まで丁寧にお聞きし、最適な治療方法を一緒に考えていきます。
日帰り手術は患者様の負担を軽減し、早期の日常生活への復帰を可能にします。当クリニックでは安全性と快適性を最優先に考えて、経験豊富な麻酔科医との連携のもと、全身麻酔での手術にも対応しています。また土曜日の手術にも対応し、平日にお仕事がある方でも受診しやすい環境を整えています。
さらに日帰り手術だけではなく、他の治療方法も含めた包括的なアプローチを提供しています。特に嗅覚障害に関しては、手術で改善できるケースだけでなく、それ以外の原因による症例にも多角的に対応しています。
「より良い呼吸と匂いを取り戻す」。これが私たちの目標です。鼻や副鼻腔の問題、匂いや呼吸に関する症状でお困りの方で、専門的な診断や治療をお考えの方は、まずは一度ご相談ください。
専門領域
- 鼻・副鼻腔内視鏡手術
- 嗅覚障害の診療
- 気道アレルギー疾患の診療
経歴
1999年 | 滋賀医科大学卒業 東京医科歯科大学耳鼻咽喉科 三菱京都病院耳鼻咽喉科 京都大学耳鼻咽喉科 京都逓信病院耳鼻咽喉科 医療法人顕夢会ひろしば耳鼻咽喉科 医療法人福耳会京都駅前耳鼻咽喉科アレルギー科クリニック |
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2023年12月 | おぎのクリニック京都駅前 開院 |
資格
- 日本耳鼻咽喉科・頭頸部外科学会 専門医
- 日本アレルギー学会 専門医(耳鼻咽喉科)
- 京都府難病指定医(好酸球性副鼻腔炎)
- 補聴器適合判定医・相談医
ドクターズインタビュー
“専門性”と“利便性”
を兼ね備えた
日帰り
手術を提供
日帰り手術に特化したクリニックを開設された理由は?
専門性の高い「鼻の内視鏡手術」を身近な場所で実現したいという思いからです。これまで大学病院などでしか受けられなかった高度な手術を、京都駅前という便利な立地で提供することで、患者様の負担を軽減し、治療へのアクセスを向上させたいと考えました。働く世代の方々が仕事と治療を両立しやすい環境を作ることも、大きな目標の1つです。
どのような鼻の日帰り手術を行っているのでしょうか?
当クリニックでは慢性副鼻腔炎(蓄膿症)や好酸球性副鼻腔炎などに対する「内視鏡下副鼻腔手術(ESS)」、鼻中隔弯曲症による鼻づまりなどを改善するための「内視鏡下鼻中隔手術」、重症のアレルギー性鼻炎などに対する「粘膜下下鼻甲介骨切除術(内視鏡下鼻腔手術)」や「経鼻腔翼突管神経切除術(後鼻神経切断術)」といった日帰り手術を行っています。
クリニックの日帰り手術の特徴を教えてください
当クリニックの日帰り手術の特徴は、安全性と専門性の高さです。まず、経験豊富な麻酔科医との緊密な連携があります。麻酔科医の視点を取り入れた安全な設備を整え、手術中も常に連携を取っています。麻酔量も細かく調整し、術後すぐに覚醒できるようにしています。
また「手術指導・技術顧問」である中川隆之先生をはじめとする専門性の高い医師陣が在籍しており、レベルの高い日帰り手術が行える体制にあります。
「手術指導・技術顧問」である中川先生について教えてください
中川隆之医師は、日本を代表する鼻の手術のスペシャリストです。長年にわたり、全国の耳鼻咽喉科医師に対して内視鏡下鼻副鼻腔手術・頭蓋底手術の指導を行ってきました。多くの医師が中川医師のもとで学び、現在では日本各地で活躍しています。
最近は従来の治療法では矯正することが難しいタイプの鼻中隔弯曲症の手術に積極的に取り組まれています。
複数の医師で常に手術の技術、最新の機器などについて情報共有することはとても大切なことです。技術顧問としての中川医師がいることで、クリニックでも最新で専門的な医療を目指すことができると思っています。
“安全性”と“快適性
”を重視した
全身
麻酔に対応
全身麻酔での手術について教えてください
当クリニックでは患者様の安全と快適さを最優先に考えて、全身麻酔での手術に対応しています。例えば副鼻腔炎の手術では、内視鏡を用いて出血が多い部位や目・脳に近い部位を処置するため、全身麻酔が適していると考えています。また2時間を超えるような長時間の手術や、不安が強い患者様の場合にも全身麻酔をおすすめしています。麻酔科医との綿密な連携により、安全かつ快適な手術環境を提供しています。
好酸球性副鼻腔炎の治療について教えてください
好酸球性副鼻腔炎は難治性の疾患で、手術による治療が効果的な場合が多いです。当クリニックでは、全身麻酔下で丁寧に手術を行っています。具体的には、副鼻腔全体を1つの大きな空間(単洞化)にする手術を行います。これにより術後の管理がしやすくなり、再発のリスクも低減できます。
ただし手術だけでなく、術後の継続的なケアも重要です。特に鼻洗浄(鼻うがい)などのセルフケアが非常に大切です。当クリニックでは手術前から鼻うがいの指導を行い、患者様と一緒に長期的な治療計画を立てています。
土曜日にも手術を行っている理由は?
土曜日に手術を行っているのは、患者様の利便性を考慮してのことです。平日は仕事で忙しい方や、休暇を取りにくい方にも手術を受けやすい環境を提供したいと考えました。土曜日に手術を受けることで、日曜日にご自宅で休養し、月曜日からの仕事復帰に向けて準備できるというメリットがあります。もちろん個人差はありますが、平日の仕事への影響を最小限に抑えられるよう配慮しています。
嗅覚障害の治療にも力を入れている?
嗅覚障害の治療は、原因によってアプローチが異なります。副鼻腔炎による嗅覚障害は手術で改善できる可能性が高いのですが、それ以外の原因による嗅覚障害も少なくありません。当クリニックでは、手術だけでなく包括的な治療を提供しています。例えばウイルス性感冒後の嗅覚障害や加齢性の嗅覚障害に対しては、嗅覚刺激療法を行っています。またアレルギー専門医の資格を持つ私自身が、アレルギー性疾患に対して手術以外の方法も含めた治療を提案しています。さらに嗅覚を専門とする医師との連携も行っており、多角的なアプローチで対応しています。
“オーダーメイド”そして
“
患者様に寄り添う”
診療を提供
患者様との関わりで大切にしていることは?
患者様との関わりで最も大切にしているのは、お一人おひとりに合わせたオーダーメイドの医療です。症状や検査結果だけでなく、患者様の生活背景や仕事の状況、そして何に一番困っているかという「困り度」をしっかりと把握するようにしています。
その上で、手術だけではない多角的な治療オプションを提示し、患者様と一緒に最適な治療計画を立てています。患者様が納得して治療を選択し、前向きに取り組めるよう、その方に寄り添った診療を心がけています。
最後に、患者様へメッセージをお願いします
私たちは、より良い「呼吸」と「匂い」を取り戻すお手伝いをしたいと考えています。呼吸は生きていく上でとても大切な機能ですし、匂いは私たちの人生を豊かにする大切な感覚です。特に嗅覚障害は、まわりの方には理解されにくく、お一人で悩みを抱え込んでしまいがちです。当クリニックでは日帰り手術による治療だけでなく、様々なアプローチで皆様のお悩みに寄り添いますので、お一人で悩まずにまずは一度ご相談ください。